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診療方針

病名 治療方針
膀胱癌

A表在性癌(Stage0・Ⅰ)
 膀胱内視鏡を用いて腫瘍を切除する経尿道的腫瘍切除術(TUR-Bt)を行います。膀胱癌は腫瘍を切除しても膀胱内に再発することが多いため、再発予防目的に各種抗癌剤の膀胱内注入療法ならびに上皮内癌に対してはBCGの膀胱内注入療法も併用しています。

B局所浸潤膀胱癌(StageⅡ・Ⅲ)
 標準的治療は膀胱全摘除術になります。この場合尿路変更術も必要となります。膀胱全摘除術になった場合にも、回腸新膀胱造設術による排尿機能温存、勃起神経血管束温存による勃起機能の温存に努めています。術後さらに病理学的悪性度によって補助的全身化学療法を追加する場合があります。膀胱全摘除術以外に、当科ではTUR、化学療法、放射線療法などを組み合わせた集学的治療による膀胱温存療法に積極的に取り組んでおり、良好な成績をあげています。

C進行癌(StageⅣ)
 全身化学療法が治療の主体になります。標準治療であるGC療法やMVAC療法を行いますが、治療効果が不十分の場合はジェムシタビン、タキサン系の抗癌剤などを用いた新しい治療法も取り入れています。

前立腺癌

当院では、全ての前立腺癌症例は前立腺カンファレンスで治療方針を検討しています(前立腺カンファレンスの項参照)。前立腺カンファレンスは、泌尿器科のみならず放射線治療科、病理診断科と合同で開催し、個人の医師の意見に偏らない治療方針の決定を行っています。

A前立腺限局癌(StageA・B)
 1)前立腺全摘除術(なるべく小さな皮膚切開、勃起神経温存)
 2)放射線外照射治療(IMRT)
 3)ホルモン治療(全身状態、年齢などによる)

B局所進行癌(StageC)

 ホルモン治療を行い、経過を見て放射線外照射治療(3D-CRT・IMRT)

C進行癌(StageD)
 1)ホルモン治療
 2)抗癌化学療法

前立腺癌は、適切な治療戦略を立てれば比較的予後は良好で、癌が前立腺内に限局している場合の5年生存率は90%以上、癌が前立腺の周囲まで拡がっていても転移がない場合は60〜80%、リンパ節転移のみの場合は50〜60%、骨など他臓器など遠隔転移を有する場合は30〜40%とされています。

腎(細胞)癌

治療は外科的手術が中心となります。外科的手術の種類としては癌の進行度や腫瘍の大きさ、腫瘍が存在する場所により
  1)腹腔鏡下根治的腎摘除術
  2)腹腔鏡下腎部分切除術、腎腫瘍核出術
のいずれかを選択します。ほとんどの手術を腹腔鏡手術で行っていますが、全身状態、腫瘍の状態によっては開腹術で対応することもあります。腎細胞癌が進展し大血管に腫瘍塞栓があるような場合でも、心臓血管外科と共同で体外補助循環装置を用いた根治的全摘除術も行っています。
 全身的な治療法としては分子標的治療薬(ソラフェニブ、スニチニブなど)やインターフェロンなどの薬物補助療法も行っています。

 

腎盂尿管癌

1)転移がない場合の治療の基本方針は手術で切除することです。腎尿管全摘除術となりますが、大半の症例で侵襲の少ない腹腔鏡手術を行っています。
2)早期癌でない場合や転移のある症例では、膀胱癌と同様のGC療法やMVAC療法などの抗癌剤治療や放射線治療を組み合わせた集学的治療を行なっています。

 

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